株より手堅い!?社債とは

2019年10月10日アジア金融, コラム, 投資ノウハウ

企業が資金を調達する方法として、「株式」と「社債」という2つの方法があります。

一見すると似ているこれらの資金調達の方法ですが、一体何が違うのでしょうか?

何となく、株の方が投資方法として一般的な感じがありますが、実は社債は元本保証があるという点から、なかなか手堅い投資方法でもあるのです

今回は「株式」と「社債」の違いやメリット・デメリットなど合わせて、詳しく解説していき、海外の社債という選択肢もご紹介します。

 社債とは

社債を購入するというのは、投資家が企業にお金を貸すということを意味します。そして、企業が投資家からお金を借りたことを証明する「借用書」を社債と呼びます。

お金を借りるのですから当然、返済期限と利息があります。企業は返済期限までに利息と合わせて借りているお金を返さなければいけません。

一方で、お金を貸している投資家は利息によるリターンを得ることができます。

企業は社債に対して返済義務がありますが、もしその企業が倒産してしまった場合は、貸したお金が戻ってこないケースもあります。

株と社債の違いについて

一方で、株を購入するというのは、企業のオーナーになるということを意味します。買った株の金額の分だけ企業に対する権限を持つことになります。

例えば、発行されている株全体の1%を保有しているなら、その企業の権限を1%分だけ持っているということになります。

企業はお金を借りているわけではないので、購入された株式の金額に対する返済義務はありません。

購入した株は売りに出すことで現金に戻すことができますが、株の値段は毎日値動きしているので、もし株の値段が下がった時に売った場合、元本より少なくなってしまうリスクがあります。

社債のメリット

「株」と「社債」の違いについてはご理解いただけたかと思います。
それでは「社債」を購入または発行することでどのようなメリットがあるのでしょうか?
詳しく説明していきます。

投資家側のメリット①:元本が保証されている

元本が保証されているといのが投資家側のメリットです。

株式を購入した場合、株の値段は日々値動きしているので、株価値段が下がった時に売った場合、元本が減ってしまうリスクがあります。

一方で、社債を購入した場合は、満期まで待てば元本がそのまま帰ってきて、さらに利子によるリターンも得ることができます。

以上の理由から、株に比べ社債の方がより安定した投資と呼ぶことができます。

しかしながら、社債が満期になる前に売ってしまうと、元本より低い値段で取引される可能性があるので注意が必要です。

また、社債を購入した企業が破綻してしまった場合、投資したお金が帰ってこないケースがあるので、企業の信頼性をよく見ておくことも大切です。

投資家側のメリット②:銀行預金より利率が高い

銀行に比べ利率が高いことも、投資家が社債を購入するメリットの1つです。これに関しては、実際に利率を比べてみた方がわかりやすいでしょう。下の表では日本の銀行に預けた場合の利率と、日本の社債を購入した場合の利率を比べています。

各会社のホームページを参照

銀行に預けるより、社債を購入した方が明らかに多くのリターンを得られることがわかるかと思います。

企業側のメリット①:経営に干渉されない

経営に干渉されないことが、企業側のメリットの1つです。

株式を発行してそれを売るということは、その金額分の企業に対する権限を購入者に受け渡すということになります。株式を多く持てば持つほど、株の購入者は株主総会などでより大きい決定権を持つことができます。

一方で、社債を発行して売るということは、企業がその社債分の借金を王ということを意味します。企業の権限を受け渡したわけではないので、社債の購入者が株主総会などで発言権や決定権を持つことはありません。

企業側のメリット②:柔軟な資金調達が可能

柔軟な資金調達が可能というのが、もう1つの企業側のメリットです。
企業側は募集の際に、自社の好きな条件を提示することができます。

例えば、長期的に資金を調達したいのであれば償還期間を長く設定すれば良いですし、銀行でお金を借りる時の利子と比べて社債の利率を決めることもできます。

社債のデメリット

これまでは社債のメリットをご紹介してきました。しかし、社債を購入する上でのデメリットなどはあるのでしょうか?

詳しく解説していきます。

社債のデメリット①:単価が高い

社債には単価が高いというデメリットがあります。社債を購入するには最低金額でも50万〜100万円ほどの資金が必要です。

最近ではワンコインから始められる投資信託などもあるため、比較的に購入単価が高いと言えます。

ですから、安価な株などで資金をある程度増やしておいてから、より安全な社債に乗り換えるという投資の方法も最近は使われているようです。

社債のデメリット②:社債の発行が不定期

また、社債は発行が不定期です。

例えば、先ほど紹介した楽天の社債も、2017年の発行から2年空けて2019年に社債が発行されています。
ですから、欲しいと思った社債が今は発行されていないというケースもあります。

また、人気企業の株は発行後すぐに完売してしまい可能性もあります。
欲しいと思った社債を購入したい場合は念入りに情報収集をする必要があります。

公募債と私募債

社債は大きく分けて「公募債」と「私募債」の2つに分かれます。
これらの2つの違いを説明します。

公募債とは

公募債とは、文字通り公に資金を募るという方法です。日本では証券会社などを通して購入できるのがこちらの公募債です。

公募債は、会社法や金融商品取引法など法律上の手続きを通って発行されます。

海外の公募債は、国によって取り扱いが変わり、例えばフィリピンでは銀行が窓口になっており、銀行によって購入できる社債が変わります。また、その銀行の口座を持っていなければ社債を購入することができません。

私募債とは

一方で、私募債とは、法律上の手続きが公募債に比べて少なく、信用度の低い会社でも発行できる社債です。

私募債は、法人の投資家や知人、取引先など少人数に対して発行されます。

富裕層は社債を買っている

近年では、社債は国債よりも安心で利回りのいい投資先として、富裕層が社債を持つことも多くなっています。中でも海外の社債の人気が高まっています。
先ほどの日本企業の社債と、他の海外企業の社債の利回りを比べてみましょう。

market insider(googleappleamazon) を参照

全体的に日本企業の社債より海外企業の利率の方が高いことがわかります。この利率の高さが富裕層に海外の社債が人気である理由です。

また、大手の企業に比べ中堅の企業の社債の方が利率が高い傾向にあります。安心できる企業と確認できるのであれば、中堅の企業の社債はリターンが大きくなるのでおすすめです。

私たちS DIVISIONホールディングスが注目しているフィリピンの企業では、業績連動型社債で、
2~3年の短期社債で5.5~6%、7年満期の長期社債なら8%くらいがスタンダードです。

まとめ

社債と株の違いや、社債が安定していて利回りの良い投資先だということはご理解いただけたでしょうか?

そして、日本に比べ成長著しい海外の企業の社債の方が利回りがよく投資のリターンも大きくなります。

私たちS DIVISIONホールディングスが注目するフィリピンにも社債の利回りの良い優良企業が数多くあります。そして、ここでは紹介していないもっとお得な社債というのも存在します。

フィリピンの企業の社債購入にご興味がございましたら、ぜひ一度お問い合わせください。