損切のタイミングはいつ?株初心者が知っておくべきルールとは

2019年11月25日投資ノウハウ

株を購入したら儲けたい、できるだけ損はしたくないですよね。ですが、全ての取引でも勝つというのは不可能な事です。そこで、長期的に株式投資で利益を出していきたい場合、どうしても必要なのが損切の知識。初心者の人にとって損切について理解することと、自分なりの損切のルールを持つことが株式投資では重要になります。

今回の記事では初心者の方が損切について理解し、自分なりのルールを持つ方法と、そもそも損切を考えなくてもよい長期投資で利益を出す方法についてお伝えします。

損切とは大きな損失が出ないための早めの手当

損切とは、購入した時より値下がりした株等を売却して損益を確定させることをいいます。ロスカットやストップロスとも呼ばれています。大きな損失を抱えてしまう前に売却して損失を少なく出来れば、大きな痛手にならずに済みます。損切は最小限の損失で抑えることが出来れば理想ですよね。

大きな損失になる前に対策をとるのは株の世界だけではなく、実生活でもよく経験します。ちょっと体調が悪いなと感じたら早めに休んで会社を休むのを防ぐ、車の調子が悪かったらディーラーへ持っていき早めに修理してもらうなどです。

意外と損失を避けるための行為を実生活でもしていますよね。ですが、これが株になると簡単には出来ずに、損失を抱えたままずっと保有し続ける『塩漬け』状態になっている人も多いのです。こうなると資金効率も悪くなりますし、「損失を出している、なんとかしないと。」といった精神的ストレスも抱えることになります。

損切出来ないと増える機会損失

機会損失とは、目の前に利益を得られるチャンスがあったにも関わらず、その機会を逃してしまったことをいいます。例えば、儲けが出そうな値ごろ感がある株を見つけたとしても、損切できずに持ち越していたために資金が足りなくて投資のチャンスを逃してしまったというケースです。

資金は潤沢にあればここぞというときに投資し利益を出すことが出来ます。損切が出来ないことで資金不足となり収益機会を見逃すことにもつながります。

初心者でも失敗しない損切の仕方

人は感情を持った生き物。損切は自分が期待して投資した銘柄がダメだったということを認める行為です。このためかなりのストレスが伴います。長年、投資をしている人でもなかなか慣れることが出来ないといわれる損切。初心者の場合、このハードルはさらにあがります。

初心者でも大きなストレスなく損切するには『ルール化』することです。ルール化することにより感情と切り離して行動することが容易になります。決めたルールに沿って判断していくことが出来れば、保有銘柄を塩漬けせずに効率よく投資していくことが可能になります。

一般的な損切の際のルールをご紹介します。

①プラスマイナス0にする(合わせ切り)

含み損がある銘柄とその含み損と同額程度の含み益のある銘柄を同時決済する方法です。利益も負債も0の状態に戻すことが出来ます。こうすることによりキャッシュ比率が改善し、次のチャンスに投資することが出来ます。

②買い注文と同時に逆指値注文を出す

買い注文を出すときに、セットでいくらまで下がったら今回購入予定の銘柄を売却するのかを決め、買い注文と同時に逆指値の成行注文を入れておく。これをしておけば、下がったときに売却の注文を入れる必要がなく、「下がったから損切しなくては」というストレスから解放されます。また、勝手に注文されるため、常に株価を見ていなくてもいいという利点もあります。なお、逆指値の注文方法には成行と指値がありますが、指値で注文を出してしまうと指値で出していた金額で約定しない場合があるので、必ず成行注文を入れましょう。

③損失額で損切する

「5万円の損失が出たら損切する」など、損失額で損切をする。この方法は決めるのは簡単ですが、損失額が大きくなればなるほど、「〇十万円損してしまった・・・」など、損失額に目が行き精神的な負担も大きくなります。そのため損失額を自分が耐えられる額に設定すること、もしくは少額に設定すると良いでしょう。

④パーセンテージで損切する

「買値から〇%下がったら損切する」など、パーセンテージで損切を決める方法です。多くの人は5~10%を損切ラインにします。何%にするかは自分の投資金額などによりますが、パーセンテージが高くなれば、それだけ心理的負担は増えます。

⑤一定期間が来たら損切する

株を買う際にあらかじめ、いつまで投資するかを設定し、その日が来たら売却します。「保有期間」を決めることで売却の際のストレスを軽減することが出来ます。この方法の場合、利益が出ていても売却することになります。

⑥損切ラインは決して下げない

このルールはどんな方法で損切しても必須です。
株価が下がり損切ラインが近づいてくると、「損切ラインを下げたい」という心理が働きます。今損することを回避する「損失回避」の性質や、自分の誤りを認めたくないといったプライドが邪魔をし損切することを躊躇してしまいます。ここをグッと耐える必要があります。

わかっていても難しいのが損切

株式投資をしていて損をして喜ぶ人はいないでしょう。損切しなければ大きな損失になるとわかっていても損切に踏み切れないのはいったいなぜなのでしょうか?

行動経済学では、「人間は有利な場面ではリスクを避けて、不利な場面ではリスクをとることを好む」という性質があるという研究結果があります。

例えば、「100万円あります。どちらを選びますか?」と聞かれた場合、

A.何もせず100万円もらう
B.じゃんけんして勝ったら200万円、負けたら0円

この場合、多くの人が確実にもらえるAを選びます。

また、「200万円の借金があります。どちらを選びますか?」と聞かれた場合、

C.200万円の借金のうち、じゃんけんで勝てば借金帳消し、負ければ400万円になる
D.何もせず、200万の借金を背負う

この場合はCを選ぶ人が圧倒的に多くなります。

つまり人間は利益が出ているときは倍になるリスクを犯すよりも確実に手元に残る方を選び、損失が出ているときには大きなリスクを犯してもその損失を0にできるかもしれない方を選ぶのです。
損失が出ていて損切できないのは、この人間として「不利な場面ではリスクをとる」という性質を持っているため心理的に難しくなるのです。

投資のベテランになっても損切はストレスフル!

損切をすると含み損のある株を保有しているストレスからは解放されますが、「実損失の確定」という自身の資産が減るという痛みを伴うため、損切りが好きという人はまずいないでしょう。

しかし、投資で利益を出している人は損切が上手いといわれています。彼らももちろんストレスを感じないわけではありません。ですが、利益を出すために損切という手段をとることが大切であることを理解し、自分なりのルールにしたがって損切を行っているのです。

ストレスフルな損切より長期保有で利益を出す

株投資で有名な人といえば、ウォーレンバフェットですよね。彼はいったん株を保有すると長期保有することでも有名です。彼の投資哲学は「バリュー株投資」、「成長株投資」を基本としています。企業の収益性からみて市場の評価が適切でなく割安であること、中長期的に成長が見込まれる株に投資します。

また、何をしているか実態がつかみにくいベンチャー企業への投資は避け、私たち消費者に身近な商品やサービスを提供し、なおかつ市場で優位に立つ事業を展開している企業や、高いブランド力を持つ企業に投資しています。有名な保有銘柄はコカコーラ社。誰もが知っているブランドですよね。

彼のように、中長期で成長が見込める株に投資すれば、損切が必要になる機会は減るでしょう。ですが、限られた資産を投資できる優良株を見つけるのはそれなりの経験が必要となり難しいものです。

長期保有に向く株は日本にはない?

株の投資を始める人の多くは、親しみのある日本株に投資する人が多いようです。初心者だけではなく、海外の株より株価を分析するための資料が手に入りやすく、どの分野で事業展開をしているか、今後の成長予測もしやすいといった理由から日本株を投資先のメインにしている人もいます。

ですが、1991年のバブル崩壊後、日本経済は低迷し日経平均は一度も最高値を更新していませんし、今もデフレから脱却できずにいる日本経済が、以前のように成長し続けることは残念ながら考えにくいのが現状です。その中で長期保有に向く株を探すには、より高度な企業分析などの知識が必要となってくるでしょう。こうなると株初心者にはハードルが高くなります。

また、少子化が進み人口減少の歯止めがかからず日本は超少子高齢化の険しい道をたどっています。少子化が進み労働人口が減ることで日本経済も縮小していきます。世界的にみても経済力が落ち、他国に抜かれていく日本の株にだけ投資するリスクは今後高まるでしょう。

今後の成長が見込まれるフィリピン株は長期投資に向いている!

日本がダメなら長期的な成長が見込める海外の市場を探すことになります。日本株以外の株に投資するとなると米国株を思い浮かべる人がほとんどですが、米国は世界中の投資家が投資している市場であり、プロの投資家たちと戦わなければなりません。つまりあまり初心者向きではありません。

また、株を長期運用し利益を出すには今後成長が期待できる企業に投資することが重要です。

時価総額1位のマイクロソフトの上場当時の株価は1株0.09ドルでしたが、2019年10月16日時点の株価は140.29ドルです。現在の株価は上場の時の株価の1600倍にもなります。もし、上場当時に10万円マイクロソフトの株を買い、今日まで保有していると1億6000万円になります。

マイクロソフトのような成長株を見つけることが出来たらうれしいですよね。
では、今後成長が見込めて、資産が増えていく投資先が多くある国はどこでしょうか?

今後経済の成長が見込まれるのは東南アジアの国々です。その中でもフィリピンは人口ピラミッドがきれいな三角形の形をしており東南アジア最長の人口ボーナス期間があること、金利や通貨価値が安定しており長期運用に向いています。

フィリピンは内需が高まるといわれている1人当たりGDPが3,000ドルを突破したばかり。これから日本の高度成長期のような成長が期待された国です。

そして、まだ投資人口が1%と少なく、プロの投資家がいませんし、上場銘柄も少なく企業研究する総数が少なくて済むという利点もあります。株価が安く取得コストも安く済みます。

フィリピンの市場は初心者にとって、長期で保有しやすい株が見つかりやすい市場というのがわかります。

まとめ

短期的な売買で儲けを出そうとすると、いかに損切を感情に流されず行うかが大切です。ですが、損切は心理的負担が大きいため、損切を極力する必要のない長期投資の魅力についてお伝えしました。成長市場への投資は低リスク高リターンが狙えます。フィリピン市場はこれから成長していく市場です。

S DVISIONホールディングは、フィリピンの日系金融リーディングカンパニーとして、銀行業、金融業、不動産業、BPO業を行っています。フィリピン証券セミナーなども不定期に行なっておりますので、フィリピン株に興味を持たれましたら、ぜひ一度お問い合わせください。