フィリピン注目上場企業7選

フィリピン注目上場企業7選

AYALA LAND, INC.(不動産)

フィリピン最大手のディベロッパーで、PSEの時価総額ランキング3位。時価総額約7000億円。

1830年代から続くスペイン系の財閥で、通信大手GLOBEやコンビニ大手ファミリーマートなどをグループで保有しています。

フィリピンで最も栄えている街のマカティ・BGCの開発を担っています。
アヤラプレミア、アルベオ、アビダ、アマイア、
ターゲット層に応じてブランドを分けています。

2019年1月現在、三菱地所の時価総額は約2兆7000億円。
一部不動産価格が高騰しすぎている側面もあり、
時価総額は日本のトップディベロッパーとも
そこまで大きな差はありません。

フィリピンの不動産が下落する場合、大きく影響を
受けるので、そういった意味でも要注目株ですね。

 

BDO UNIBANK, INC.(金融業)

フィリピン最大手の銀行で、PSEの時価総額ランキング4位。時価総額約5000億円。

ショッピングモール最大手のSMグループの傘下で、
2019年1月に死去したフィリピン1の大富豪、ヘンシー・リーの
創業したグループ企業の1つです。

フィリピン全土に900以上の支店があり、
3000個以上のATMを保有しています。
日本をはじめとした海外にも30以上の拠点を持ちます。

2019年1月現在、三菱東京UFJグループの時価総額は約8兆円。
単純比較は出来ませんが、成長の余地としては十分あります。

7年連続で6%以上の成長続けるフィリピンのGDPと共に、
伸びていく企業の1つと言えるでしょう。

 

JOLLIBEE FOODS CORPORATION(食品)

フィリピン最大手のファーストフードチェーンで、PSEの時価総額ランキング3位。時価総額3000億円。

フィリピン華僑であるトニー・タン氏が創業、東南アジアでマクドナルドが
1位になれない唯一の国がフィリピンで、その原因がジョリビーが圧倒的である事
と言われています。

チキンチェーン「Mang Inasal」中華チェーン「Chowking」
ケーキチェーン「Red Ribbon」などを経営し、
フィリピンのありとあらゆるショッピングモールに
これらのチェーンが入っていると言っても過言ではありません。

日本マクドナルドの時価総額が約6000億円なので、
こちらも株価はかなり上がってきていると言えるでしょう。

フィリピンでは富裕層の割合がかなり低いため、
庶民に焦点を当てたファストフード展開はまだまだ
伸びていくと思われます。

 

PLDT Inc.(通信)

フィリピン最大手の通信会社で、PSEの時価総額ランキング12位。時価総額約2800億円。

日本のNTTに相当し、前身の会社は1928年創業。1986年より民営化。
インターネット回線はPLDT、携帯電話回線はSmartというブランドに分かれています。

2018年のデータでスマートフォンの普及率が65%で、
貧困層が多いフィリピンでも多くの人がスマートフォンを使っています。

日本のように月額制ではなく、コンビニやPLDT直営のお店で
プリペイドカードを購入し、使う分だけチャージする形です。

アジアの中でも通信速度はインターネット回線、携帯電話回線共に
非常に遅く、課題は多いものの、今後の人口増加と共にスマートフォンも
普及していくため、こちらも固いビジネスと言えます。

NTTドコモ、NTTの時価総額合計は約20兆円で、
時価総額上昇の余地はまだまだあるでしょう。

 

MANILA ELECTRIC COMPANY(電力会社)

フィリピン最大手の酒類販売会社で、PSEの時価総額ランキング15位。時価総額約1900億円。

フィリピンきっての事業家、パンギリナン氏が大株主の電力会社。
配電会社の最大手で、フィリピン全土の5割の電力はメラルコの
供給で成り立っています。

財閥がほとんどの株式を保有しており、市場に出回る分の株は
少なくなっています。

東京電力の株価が約1兆円。国の介入の仕方やビジネスモデルの違いなど
あまり参考にはならないものの、今後の電力需要の増大は間違いないので、
どういう事業展開をしていくか注目していきたいです。

 

SAN MIGUEL CORPORATION(複合企業)

フィリピン最大手の酒類販売会社で、PSEの時価総額ランキング19位。時価総額約1200億円。

近年日本でも人気が急上昇している「サンミゲルライト」の製造会社。
2008年、キリンビールにメイン事業であったビール事業の株を48%売却。
その後はインフラ業などにも進出し、新ブラカン空港の建設も請け負っています。

フィリピンで約2000店を出店するガソリンスタンド最大手、
ペトロン(時価総額30位)も傘下に収めています。

ビール事業の株を購入した約2兆3000億円。今後は空港建設なども含め、
目が離せない企業の1つですね。

 

Semirara Mining and Power Corporation(鉱業)

フィリピン最大手の鉱業を営む企業で、PSEの時価総額ランキング28位。時価総額約500億円。

親会社は業績を伸ばし続けるディベロッパー最大手の1つ、DMCIホームズです。
メインの事業は石炭の採掘で、アジア最大の炭鉱山、「セミララ鉱山」を保有しており、
国内の発電用石炭の生産のシェアの大部分を補います。

フィリピン在住者は電気代が非常に高額である事をご存知だと思います。
ちなみに日本やアメリカなどよりも電力単価が高い国です。

フィリピンでは現在稼働している原子力発電所はなく、
石炭の需要が最も大きい国の1つです。

以上フィリピンの上場企業7選でした。

紹介した企業の中で、財閥に関連していない会社は1社もなく、
PSEi(フィリピン総合指数構成銘柄)は財閥により成り立っています。

昔の日本も財閥の力は非常に大きく、GHQが解体を命じたのも
有名な話ですよね。

今の日本は個の力が大きくなり、
ソフトバンクの孫正義さん、ユニクロの柳井さん、ゾゾタウンの前澤さんなど、
一代で大きな会社を立ち上げた人が多く出てきました。

現在はまだ財閥の力が大きいフィリピンですが、
2030年に向かうにつれ、そういった経営者が台頭してくるのでは
と感じています。

まだまだ成長過程のフィリピン株式市場。

引き続き注目すべき企業をチェックし、
情報を発信していければと思います。

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